『サクラノ詩 −櫻の森の上を舞う−』 魅力あふれるキャラと緻密な構成のストーリーに圧倒される18禁アダルトゲーム
おすすめアダルトゲームレビュー
『サクラノ詩 −櫻の森の上を舞う−』は「枕」が制作した18禁アダルトゲームです。
ストーリー構成やキャラクターなど綺麗にまとまった作品となっています。
もはやアダルトゲームを超えた芸術作品と言っても良い作品です。
もちろんエッチ要素もかなり豊富に収録されているので、女の子のイラストが好きな方にはオススメできるゲームです!
「幸福の先への物語」
春。
世界的な美術家である父の死により、天涯孤独となった主人公・草薙直哉は、親友である夏目圭の家へと世話になることに。
そこには、直哉が通う学園の担任である夏目藍、圭の妹で女優の夏目雫との交流が待っていた。
そして、新学期の到来と共に、遠い昔に転校した幼なじみ・御桜稟が、再び直哉の前に現れる。
風に巻く桜の花びらの向こう、それは、約束されていた再会の如く――。
時の刻みが想いを重ね、感情の奔流が形になるとき、そこで出会う光景とは?
物語の先にある幸福。
その先にある物語の形――。
サクラノ詩は、立ち止まる人とその先を歩き続ける人々の物語。
引用:FANZA
製品情報 |
販売日 |
2016/5/19 |
シナリオ |
すかぢ 浅生詠 |
イラスト |
狗神煌 籠目 基4% |
ジャンル |
ノベルアドベンチャー |
音声 |
あり |
動作環境 |
OS:Windows10
CPU:Pentium4 2GHz以上必須 / 4GHz以上推奨
メモリ:1GB以上必須 / 1.5GB以上推奨
グラフィック:1280×720 ハイカラー以上必須 / トゥルーカラー以上推奨
VRAM:32MB以上必須 / 128MB以上推奨
サウンド:DirectSoundに対応したサウンドボード
DirectX:9.0c以降
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ファイル容量 |
2958.99MB |
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『サクラノ詩 −櫻の森の上を舞う−』おすすめポイント
私立弓張学園。
そこは多くの美術家を輩出してきた学園である。
弓張学園の非常勤講師から世界一の芸術展で「横たわる櫻」という作品で日本人初の最高賞を取る。
その後持病によりこの世を去る。
草薙健一郎の息子で主人公である草薙直哉。
彼は父と同じく非凡な美術的才能を持って生まれてきた。
物語は今はかつての栄冠を失った美術部に直哉を中心として優れた芸術家が集まるところから始まる。
それは電線がつなぎ合わさって明かりの灯す電灯のよう。
過去から現在そして未来、直哉とヒロイン達が紬あって生まれるまばゆい物語。
そこにはそばにいつも桜があった。
とにかくシナリオを含め絵、音楽が一体となって素晴らしいです。
総指揮、シナリオすかぢ氏の美術、音楽、文学的知識によってプレイした人は独特のすばらしい美術の世界に迷い込みます。
主人公直哉、もう一人の主人公と言っていい夏目圭、二人のやり取りが多くの伏線を含んで展開されます。
絵を描かなくなった直哉、直哉にあこがれともに美術の世界をのし上がっていこうとする圭。
やるせない二人のやり取りのその背景、原因が、伏線となってルートを分岐しながら徐々に回収されていきます。
話が変わりますが、一般的な美少女ゲームは各ヒロイン毎にルートが分岐してそのルートでヒロインと主人公が結ばれて終了というものが多いと思います。
ヒロインのルートがすべて終わってからメインのルートが始まるというゲームもあると思います。
私的な感想ですが、左記で述べたゲームはやはりヒロインルート分岐でヒロインの特徴があまりに違うためゲームとして大きなゴールというものはあまり感じられません。
しかしこのサクラノ詩は主人公、ヒロイン、サブキャラクターに至ってあらゆる所で関係性があり、普通なら話が分散してしまいそうなルート分岐でヒロインと主人公の過去などの伏線を回収していきます。
物語が過去から現在また過去と飛ぶのに、物語のテーマが一貫しているから伏線もしっかり回収されるしシナリオを読み進めたら止まらないのです。
魅力あふれるキャラと緻密な構成のストーリーはとても素晴らしく圧倒されました。
もちろんエッチシーンも興奮を引き立てます!
全てにおいて完成度が高い作品でした。
他の事も言い忘れましたが絵、音楽それぞれがシナリオを完璧に引き立たせていて過去にない大作だといいきれます。
プレイ時間も60時間を超える作品なのでやりごたえは十分にあります!
既に18禁エロゲ―の範疇を超えていると言っても過言ではないですね!
ぜひすかぢ氏による壮大な芸術作品にぜひのめりこんでほしいと思います。