『メルクリア〜水の都に恋の花束を〜』シナリオもHシーンも良くできたエロゲ―初心者でも楽しめるアダルトゲーム
おすすめアダルトゲームレビュー
『メルクリア〜水の都に恋の花束を〜』はHeartsが制作したアダルトPCゲーム。
ごく普通の高校生ワタルは、幼馴染の仲良しグループである日未子・亜泉・清修と共に、登校中に謎の水溜まりに落ちてしまい、異世界へと転移してしまう。
そこは、ベネチアのように水路が巡る巨大な都市で、そこの住人は空を飛翔したり水上を歩いたりといった魔法を当たり前のように使うことができた。
ワタル達は、そこで知り合った同い年の王女フィオレリーア(通称リア)や、アカデミーの学園長であるクラリィ先生の計らいにより、アカデミーに所属する生徒として生活しながら、元の世界に戻る方法を探すことになる。
突然見知らぬ世界に飛ばされたことに不安がある一方、美しい街並みや魔法の存在にワクワクしつつ、この世界でしか出来ない「やりたかったこと」や、この世界で出会った大切な存在の為に、各々の日常を過ごしていく。
『わたしは恋をする。この水の都で――』
主人公のワタルは、クラスメイトの日未子、後輩の亜泉、悪友の清修と登校中、光る水たまりに‘落ちて’しまう。
慌てて水面に顔を出すと、そこは水と魔法の世界インブルーリア。
目の前にいた女の子はこの国のプリンセス、リアだった。
みんなと再会し、元の世界へ帰るための魔法を求めて王立魔法学園アカデメイア、通称アカデミーへ通うことに。
桜色の花びらが空から降り注ぐ謝花祭(カーニヴァル)、ロッドの飛行レース(レガッタ)花火大会、相手の服を破く魔法競技(スヴェスティーレ)そして学園祭のダンスパーティ銀帝蹄の夜(ミュージアム・バル)など、ファンタジックな学園生活が待っていた―…。
引用:FANZA
製品情報 |
販売日 |
2011/9/9 |
シナリオ |
神野マサキ |
イラスト |
蜜桃まむ |
ジャンル |
水の都の魔法学園に飛ばされちゃったよ!ADV |
音声 |
あり |
動作環境 |
対応OS:Windows:XP/Vista/7
|
ファイル容量 |
2230.35MB |
|
『メルクリア〜水の都に恋の花束を〜』おすすめポイント
「優しい世界」これに尽きます。
突然異世界からやってきた主人公一同に対し、周りの住人は主人公たちの事情を理解しながらも非常に親切で、明確な悪役もいません。
物語の山場として、(ルートによっては)終盤に危機が迫ります。
これも「誰かの明確な悪意」ではなく「なるべくしてそうなってしまった」という流れであり、それに登場人物が立ち向かうという感じなので後味は悪くありません。
美しい街並みや魔法が存在する世界観が良く、その世界に浸っているだけでも非常に癒されます。
流れる時間も穏やかで、気の良い登場人物たちとまったりとした日常を楽しめるかと思います。
「ヒロイン同士のギスギス」が無いのもオススメポイントです。
ヒロインの内の誰か一人と結ばれる流れになるのですが、そのヒロインと結ばれることが確定すると、他のヒロイン達は例外なく祝福してくれます。
ヒロイン全員が主人公に対して好感を抱いていますが、そのヒロインのルートの場合は「恋愛対象として」、ルート以外の場合は「友人として」好きという流れになります。
「ルートが変わったから突然心変わりした」というご都合主義な感じもありません。
安心して、ルートのヒロインとの恋愛を楽しめます。
ゲーム的な難易度も0に等しく、物語の分岐に関わる選択肢はたったの二つしかなく、それが各ヒロインのルートに直行する分かりやすいもののため、詰まることは絶対にありません。
バッドエンディングも存在せず、必ず誰かしらのエンディングに辿り着きます。
逆に言えば、ゲーム的な面白さが無いとも言えますが、物語やキャラクターに集中したいのであればオススメです。